投稿者:源さん
自分の従兄弟から聞いた話です。
去年か一昨年の事だそうです。
職場の知り合いと広島では有名な心霊スポットへ遊びに行ったそうです。
そのスポットはカーブの多い山だそうです。
目的の場所につき、車を路肩に停めて、
その辺りを散策したそうですが、何事も無く諦めて帰ろうとした時です。
車のエンジンが掛からなくなったそうです。
何度、キイを回しても掛からず皆で「なんだ~?」
「どうした?」と騒いでいた時、
後部座席の一人が悲鳴を上げました。
驚き、後方を見ると後ろのカブ辺りに光り、
と言うよりも人魂が見えたそうです。
しかも、幾つもの人魂が迫ってきているのです。
車内は大騒ぎになり、エンジンを掛けようとするのですが、
一向にエンジンはかからず、どんどん人魂は迫って来ます。
もう、車から数メートルの距離に迫った時です、危機一髪でした。
エンジンが掛かったのです。
急発車し、そのまま下山しました。
途中、コンビニに寄り、「怖かったな~」「危なかった~」と話していた時です。
ポケットからカラカラと音がするので、
ポケットを探っていると御守りが出て来ました。
袋に八幡宮と書かれた小さな厄除けの御守りです。
その音は袋の中から聞こえてくるので、袋を空けてみました。
御守りの中の木のお札が真っ二つに割れていたそうです。
後日、御守りを返納しに神社に行った時、
宮司さんに言われたそうです。
「御守りが身代わりになってくれたんじゃな、
良いですか、世の中には説明できない事が必ずあります、
遊び半分でも御霊の眠りを妨げるような事をしてはいけませんよ。」
身代わりになってくれた御守りへの感謝と共に、
この言葉を胸に刻みつけたそうです。