投稿者:歪のアルベルさん
初めて投稿させてもらいます
俺のひい御婆ちゃんなんですが
俺が4歳か5歳のころになくなりました。
そのころは「死」と言う言葉を理解できなかったのか
外で遊んでいた記憶があります。
それから数年がたって俺が小学2年の頃に
T君とI君とでこっくりさんをやったんです。
動いてたんですが勝手に動くはずが無いと
おもって指を離してしまったんです。
I君が「途中で離したら駄目なんだよ!?」
と言っていましたが
「どうせ無意識で動かしてたんだって。」と言って
強引に解決(笑
次の日、先生から
「I君がジャングルジムから落ちて腕を折った」
と聞きました。
そのときはふ~んって感じで聞いてたんですが、
その次の日に、「T君が階段から落ちて足を骨折した」と
聞きました。
これは偶然?と思ってたんですが次の日もまた
次の日も俺には何もなかったんです。
やっぱり偶然だったんだと思って安心してたんです。
何日かたってから俺は友達の家へ行こうと思って
自転車に乗って家を出たんです。
途中、後ろから視線を感じて振り返ってみると
お婆さんがこっちをじ~っと見てるんです。
「なんだろう?」と思いながらも
自転車を走らせていたんですけどまだ視線を感じます。
後ろを振り返ってみるとやっぱりお婆さんが
じ~っとこっちを見ています。
金縛りにあったみたいに固まっていたんですが
怖くて自転車を必死にこいで逃げようとしてたんですが
途中曲がり角で車と接触したんです。
幸いぶつかったのが腕だけだったんですが
もしかしてあのまま普通に進んでたら俺は・・。
(ちなみに腕はシップを張って直しました
ひびいってたのかもしれないけど;
それから二年がたって俺が小学4年の頃です。
なんとなく家のものを物色(笑)してたら
古いアルバムが出てきました。
なんとなく見てみると俺のじいちゃんと一緒に
あの時のおばあさんが写ってる写真が
数枚あるのです。
当時じいちゃんは、ぼけていた(笑)ので、
ばあちゃんに聞くと「これはアルベルの
ひいおばあちゃんに当たる人だよ。」と言いました。
あの時の事をばあちゃんに話すと
「アルベルを守ってくれたみたいだね。
じゃあ今度ひいおばあちゃんのお墓参りに行こうか?」と
言いました。
数日後、家族全員でお墓参りに行って俺は
お墓の前でひいおばあちゃんに心の中で
お礼を言いました。
「ありがとう」と。