松山市衣山の一角に松山刑務所の墓地がある。
ここは江戸時代、松山藩の処刑場の有った場所である。
雨の降る日には鬼火が飛び交う…という言い伝えがあったようだ。
門には「当所は、松山刑務所所管の墓地につき
許可なく立入りを禁止します。」とある。
更生の途上むなしく仏れたる
み魂よかめく懺悔 衣山
達筆すぎてあまり読めませんが…
門があるのでズーム。
門の中にある階段の上には石碑があります。
合葬の墓と書いてあるようです。
刑務所で亡くなった無縁受刑者の墓なのでしょう。
供養塔がありました。
不思議なところに建っています。
奥には古井戸が確認できます。
さて、この衣山の処刑場跡からほど近い場所に
お堂があります。
衣山地蔵堂です。
お堂の中。
右側には地蔵が四体。
左側の石碑には南無妙法蓮華経と彫ってあり、
これが衣山処刑場跡の供養塔(ヒゲ題目)と
思われます。
地蔵は首切り地蔵なんでしょうね。