最明寺
法道仙人の開基伝承をもつ。
高野山真言宗。
鎌倉幕府執権北条時頼が再建したといい
寺名は時頼出家後の号「最明寺入道覚了房道祟」
にちなむという。室町時代の作とされる謡曲
「鉢の木」で著名な佐野源左衛門の地という。
佐野源左衛門尉常民は上野佐野庄(群馬県高崎市)
ゆかりの鎌倉御家人とされる。
最明寺はかつて八丁四方の境内に塔頭諸坊が
あったというが、現本堂は塔頭の薬王院の
建物という。境内には寛延元年(1748)の手洗石、
市川川原刑場の刑死者を弔う供養塔や修因地蔵がある。
修因地蔵大菩薩 縁起
往昔 市川の河原は刑場「大日」で
あったとか多く刑人が露と消えたことでせう。
処刑の前、当地蔵尊に自己の罪と悪縁を
修「納め」善縁を得て転生するを深く願った。
依って修因と名づく
現今はあまりにも多くの人々が
悪因縁が元で苦しんでいる
暴力非行悪病倒産
諸々の事故自殺水子等々
お考えください
堂の中には地蔵がたくさんあり、
ひとつには「修因地蔵」という文字が見える。
供養塔がどれなのか…
現在も厚く供養されています。