葛葉稲荷神社・安倍晴明神社

心霊スポット

逸匠冥帝氏レポート


大阪にある、安倍晴明ゆかりの2つの神社です。

・・・今から1000年ほど昔、阿倍野の里に住む
安倍保名(あべのやすな)という者が
家名再興の祈願をするため信太(しのだ)の森にある
葛葉稲荷へ参詣しました。
そこで一匹の白狐を助け、自らが怪我をします。
その直後に森から現れた葛乃葉姫に介抱され、
やがて二人は結ばれます。
そして二人は阿倍野の地に住み、男の子をもうけます。
時は過ぎ、五年の後。
ある日、葛乃葉姫は故郷の信太の森を思い出すあまり、
その本性である白狐の姿を息子に見られてしまいます。
葛乃葉姫は息子に宝玉を授け、後事を夫の安名に託し、
「恋しくば尋ねきて見よ和泉なる 信太の森のうらみ葛の葉」
の句を残し、信太の森に帰っていきます。
その後、息子は成人して京に上り、
安倍晴明と名のって活躍するのは周知の通りです。
(葛葉稲荷神社・安倍晴明神社由緒より)
葛葉稲荷神社・安倍晴明神社逸匠冥帝1
葛葉稲荷神社本殿
葛葉稲荷神社・安倍晴明神社逸匠冥帝3
葛葉稲荷神社の狐
(さすがは美人の狐です)
葛葉稲荷神社・安倍晴明神社逸匠冥帝2
葛葉稲荷神社の「姿見の井戸」
(白狐が人間に化性した時に姿を写したとされる井戸)
葛葉稲荷神社・安倍晴明神社逸匠冥帝4
安倍晴明神社
ここが安倍晴明生誕の地として伝えられています。
葛葉稲荷神社・安倍晴明神社逸匠冥帝5
でもかなり小さな神社で、うっかり見過ごしてしまいそうでした。
葛葉稲荷神社・安倍晴明神社逸匠冥帝6
安倍晴明産湯井の跡
(安倍晴明神社内にあります)

常人をはるかに越えた能力の持ち主とされる安倍晴明ですが、
このような生い立ちがあった訳です。
なおこの伝説は「葛乃葉子別れ」として歌舞伎や
文楽の演目として大変有名なものとなっています。
「日本伝承大鑑」
大阪府心霊スポット

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