市ヶ谷監獄首斬場跡

心霊スポット

市ヶ谷監獄首斬場跡
新宿区 市ヶ谷監獄首斬場跡
市谷台町と観音様
そもそも市谷台町の誕生は、市谷監獄が移転した跡地一帯の土地を
大正の始めに箱根土地会社(現、国土開発)が
払い下げを受け宅地に整地し分譲売り出した町なのです。
市谷監獄には刑場があり、幾多の霊の後世を弔うため
この土地の払い下げを受けた会社の社長廣部清兵衛氏が
等身大の立派な聖観世音菩薩の銅像を建立(高村光雲作)し
供養しました。
この観音様の周りは、うっそうと木がしげり、広場もあり
子供達の格好の遊び場でもあり、この観音様がいつも
暖かく台町を見守って下さり『身替観音』『厄除観音』として親しまれてきました。
昭和16年太平洋戦争がはじまり、日本の戦局が悪化するに伴い、
台町のシンボルでしたこの観音様も惜しまれつつ兵器となるべく
献納されました。そして昭和24年4月市谷一帯の町は空襲で消失し
この台町ももえて焦土と化して終戦をむかえました。
戦後、徐々に疎開先から戻ってきた台町住民の中に再び、
観音様建立の話が持ち上り、町の信友会有志の奔走で
昭和29年1月、中国五*山から渡ってきた、4寸ほどの
水打たれ青峰観音を元の場所に安置しました。
この観音様が戦後台町の守り観音として台町町会会員に
親しまれて参りました。
この度の道路拡幅で台町13番地野村長八氏(観音八百屋)の
ご厚意により町のメイン通りに
立派に観音様のお堂が再建されました。
毎年4月1日『町会誕生記念日』ですが又、
『観音様の日』でも有ります。
この日に「町会安全」の法要がおこなわれますことは台町町会員としては
大変喜ばしいことで、これから永遠に
、この台町が平和で
町会住民がすこやかに繁栄されんことを
あたたかく見守ってくださることでせう。
合掌
※水でにじんで読めない場所あり。
市ヶ谷監獄首斬場跡2
自然石の上に小さな観音様が祀ってある。
市ヶ谷監獄首斬場跡3
ここが首斬場跡地であることは
「江戸・明治・東京重ね地図」というソフトでも確認することができた。
市ヶ谷監獄跡」の刑死者慰霊塔から少し離れた場所である。


さらにここではあの高橋お伝の処刑された場所である。
高橋お伝について」をご覧ください。
市ヶ谷監獄首斬場跡4

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