屋敷サカエ氏レポート
静岡県清水市三保
三保の松原は、全国的に有名な羽衣伝説の場所。
その昔、この地に空から天女が降り立ちました。
景色の良さに、天女は身に付けていた羽衣を松の枝に掛け、
水浴びをはじめました。
そこに通りかかった「白梁」という漁師が羽衣を見つけ、
家に持って帰ってしまったそうです。
気付いた天女は、返して欲しいと「白梁」に頼むが拒否。
返す代わりに、自分の嫁になるよう強制し、天女も渋々承諾。
数年後に子供もでき、人間界の生活にも慣れた頃、
羽衣を見つけ、天女は空の彼方へ帰っていった、という話しです。
海岸への入口。
観光客が大勢いて、結構賑わっています。
由来が記されている看板。
この坂を登り切った場所に「羽衣の松」があります。
これが「羽衣の松」です。
樹齢約650年の老木ですが、堂々としています。
横からのカット。多くの支えが痛々しい…
注意書の看板!「松は大変衰弱しており、現在養成中です。
幹や根を保護するために、これ以上中に立入らないで下さい。」
と、書かれています。残念ながら寿命が近付いているらしい…
老木の手前には、穂木を採集してニ代目が植えられています。
新聞で読んだのですが、実はあの老木は二代目で、
初代の「羽衣の松」は富士山噴火の時に、海に沈んだとか…
「NeoNATS」
静岡県心霊スポット