小夜の中山夜泣石

小夜の中山夜泣石 心霊スポット
小夜の中山夜泣石

小夜の中山夜泣石
小夜の中山 夜泣石
この上 30m
小夜の中山夜泣石2
ありました、夜泣石です。

夜泣石の伝説
只今居ります場所は国道1号線沿いですが、
これより4~500メートル山を
のぼりますと旧東海道が通って居ります。
旧道の頂上にはお観音様をお祀りした
久延寺という昔からのお寺があります。
この寺に、或る日の夕方、臨月の身に成った
婦人が安産をお祈りして帰る途中、
丸い石にもたれて休んで居りますと、
突然刀を持った山賊が出て来て
婦人を丸い石に切りつけ、ふところにあった
お金を取り去っていきました。
婦人は殺されましたが、幸い刀の先が石に当った為、
お腹を斬りとおさなかったので赤ちゃんは
無事切り口から生まれ、婦人の塊は
丸い石にのり移り助けを求めるため泣きました。
山頂のお坊さんは泣き声に気づき山を
西の方に下り訪ねてみると道の真ん中の
丸い石のかたわらで婦人は殺され
赤ちゃんは虫の息で居りました。
この有様ではお寺まで赤ちゃんの泣き声が
聞こえるはずが無い。泣いたのはこの丸い石に
違いない。先ず婦人を始末して赤ちゃんをお寺に
連れて帰りました。お乳が無いので早速水飴を
作り育てました。
幸い子供は肥立ち良く成長し、音八と名付けられました。
日頃、住職さんより生い立ちの事を聞いて居りましたので、
大人になったら母親の御魂を休めたいと思って
暮らして居りましたところ、お観音様のお告げであるか、
刃物の研師に成る様にと夢を見ましたので、
十五歳になった音八は西の方に旅立ち大和の国、
恩知村へ行き、研屋源五郎宅に身を寄せましや。
幾多の苦労を重ね一人前の研師に成った時、
一人の侍が来て一振りの刀を研いで下さいと
音八の前に差し出しました。見ると、刀の先に
大きな刃こぼれがありましたので、
「大変名剣ですが…」と尋ねてみると、
侍は思わず知らず我若き頃、遠州の山の中で
石に当てた時の刃こぼれである事を語りました。
長い年月、胸にあった思いを語り合い
亡き母の御魂を休めたという事です。
小夜の中山夜泣石3
旧東海道はあまりにも険しい峠道でしたので
明治13年、日坂かた金谷の間、
約5キロの日本で始めての有料道路(中山新道)が
開通しました。
そして旧道にあった夜泣石も現在の場所に移りました。
小夜の中山夜泣石4
そばにあったと言われる菊石の似たような石かな?
かつて夜泣石のそばには菊石という石があったそうです。
小夜の中山夜泣石5
夜泣石
結構大きいですね。
小夜の中山夜泣石6
左下の石燈籠
奉納 銀座松坂屋…なぜ?
昭和11年に銀座松坂屋で夜泣石の展示が行われていた。
静岡県心霊スポット

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