地蔵の辻と呼ばれる交差点がある。
かつてここには地蔵が安置されており、
処刑場へ連れて行かれる罪人がその地蔵に
手を合わせていたという。
道路拡張に伴い、地蔵堂は少し離れた場所に
移転されている。
当地蔵菩薩は、地蔵の辻と言われるくらい
和歌山市ではとても古くいわれも深い
癒しのお地蔵さんです。
昔和歌山の城から嘉家作りを経て海草郡中野郡中野島の
地蔵の辻にて一休みし、これより大和街道へと運んだそうです。
徳川初代頼宣公の母君お萬の方が建立し、
年号は享保酉年と記されています。
今から270年前に癒しの地蔵として建てられたことがわかりました。
今回県道拡張にあたり移転のやむなきに至り当地に建立する
事になりました。
中には座像の地蔵菩薩が安置されています。
結構大きいです。
癒しの地蔵というのは罪人に対してもという
意味だったのでしょうか…