小野小町の墓 30m
奥にお墓というよりは小さめの祠があった。
これが小野小町の墓なのだという。
小野小町の墓
絶世の美女であった小町は、小野氏一族の文才の血筋を受け若いころから
和歌の世界で活躍しました。しかし、男たちの視線を一身に集めた麗しの
歌人も、歳月とともに色あせてきました。もともと自尊心の強かった小町
には耐えられないことでした。老いさらばえた姿を京の都にさらさせまいと、
小町は全国を点々と流浪しました。流浪を重ねた末の小町は、川棚に着き
ました。村人たちは、親切で温かでした。小町は愛用の銅鏡を片時も離さず、
日ごと失われていく美貌に無常を感じながら、晩年をひっそりと暮らし
この地に果てたと伝えられています。
お墓にはその銅鏡を模したと思われる鏡が。