山口県下関市彦島
情報提供者の話によると
かつて壇ノ浦の戦いの後、この地で腹を切った落ち武者がいた。
落ち武者が隠れ住んでいた山には不思議な岩が残っていた。
腹を切ったその年が辰年だったことからその岩は辰岩と呼ばれた。
それから数百年、その辰岩の下には平家の埋蔵金があるという話が出て、
一攫千金を夢見た者達が夜な夜な掘りに出かけた。
採掘に出かけた者は翌日には気が狂っていたという。
採掘者で亡くなった人の墓が岩のそばにある。
※情報提供者は「辰石」と呼んでいたが、地元の人に聞いた時、「辰岩」と伺いました。
右上が辰岩、左下にあるのがお墓である。
辰岩を採掘しようとして亡くなった人の墓らしい。
俗名 真屋 興
古いお墓で年代はどうやら江戸時代のものらしい。
墓石か礎石だろうか?土に埋もれかけていた。
辰岩。
山の斜面にあり、木々やツタに囲まれ非常にわかりにくい。
発見するのにかなりの時間がかかった。
数個の岩が上の岩を載せている。
辰岩自身にはなにか字のようなものが・・・。
色的に鳥の糞かもしれないが、「山」とも読めるような・・・。