投稿者:緑茶さん
まだまだ続くK子の話・・・です(^-^;)
怪奇現象が起こるとき、ラップ音と呼ばれる音がする。
そんな話をきいたことがありませんか?
それは「生木を裂くような音」といわれているそうです。
これも昔はよく聞きました。
「パチンッ」というような音で、部屋のあちこちで聞こえるそうで。
でも、たいていは「うるさいな」くらいのものだったそうです。
別に家がきしむとかとは違います。
築10年くらいの部屋でも、新築の家でも同じです。
(K子の家は中学3年の時に立て直したそうですが、
どっちでも発生したそうですから)
一度だけ、印象に残っているラップ音があるそうですが・・・。
高校生の時、例によって夜中にK子の部屋で
ラップ音が聞こえたそうです。
すでにベットに横になっていたK子の耳に
「今日はちょっとうるさいな」と思うくらいちいさな
「ぱちっ、ぱちっ」と
いう音があちこちから聞こえてきたそうです。
無視していたけど、あまりにうるさかったので心の中で念仏を唱えてみたそうです。
これが結構効くらしいので。
案の定、ぴたりと音がやんだそうで。
「ふふんっ」と寝ようとすると、
再び「ぱちっ」と始まりまったそうです。
「う~ん」ともう一度、チャレンジ。
音がやむ。唱えるのをやめる。また始まる。
これを数回繰り返すうちに、とうとう念仏を唱えても効かなくなり、
小さかった音は大きめの音も混じるようになったそうです。
頭にきながらもながらも、ぶつぶつ念仏えを唱えだしたとき、
嘲笑うかのように
「ばち~んっ!」
私の左耳のすぐそば、そう、5cmも離れていないところで、
とても大きなラップ音が・・・。
あきらかに何か意志を持っているとしか思えないような事態だったそうで。
これでK子は完全にキレてしまい、「勝手に鳴ってろっ!」
と、ぱちぱちうるさい部屋で寝てしまったそうです。
その翌日はなにもなかったけど、
今思い出しても腹の立つ体験だと言っていました。