投稿者:宝塚過激団さん
職場の大先輩Hさんから聞いた話。
やはり大阪北部のマイナースポット「チン電さん」の話です。
「3人そろって」の話で、足が攣ってからもまだ大先輩Hさんは
チン電さんへ行ってたそうで。
ただ、来る度に、足が攣ったり後ろから押されたり、
一緒にきた人がお持ち帰りをして高熱を出したり、
帰りに車の上に何か載ってたりと変なことばかりが続くので、
来ても神社の境内には上がらず、
下から石段の上の鳥居らへんを覗くだけになったそうです。
ある深夜、またチン電へ来て、上らずに下から覗いてたときのこと。
上を覗いてると、ここの石段は狭くて結構急傾斜で両脇は林なんですが、
その林から白い玉がころころ転がり出てきたそうです。
「あれ・・・何か白い玉転がって来たで」
そういっても他の人には見えない。
その玉は石段の途中、右側から出てきて、
ころころ下へ斜めに転がってきてまた左側の林へ入って消えたそうです。
ていうか、このチン電は明かりも無く真っ暗なので
本来そんな玉なんか見えるはずもないのです。
そうやって見ていたらこんどは、自分たちの後ろのガードレールが突然、
「カーン!」
と何かが当たったような音がしたそうです。
「・・・誰か何かした?」
「い~や?」
時間は深夜。誰もいるはずはありませんし外に誰もいません。
では・・・?
そんな感じで大先輩Hさんはチン電へは7、8回は行ったそうです。
大先輩Hさん曰く、
”チン電は深夜でないとアカン”と。
あたりが静まりかえり、耳をすませば草の中から
カサコソ誰かが歩く音がするそうです。
また、石段の下からまず上の鳥居らへんをじーっと観察するのがよい、とも。
白い人影がうろうろするそうですから。