投稿者:宝塚過激団さん
「百物語のビデオ」と同じ、職場の同僚Yくんから聞いた話です。
去年(2001年)12月のこと。
同僚が去年、妹と彼女とその友達の4人で、夜、
京都へ抜ける間道である山道を車で走ってたそうです。
場所は大阪府北部T市の山間部、府道79号線。
通り名は”ベニカンへ行く道”。
この道は途中に小学校の分校がありますが
(この小学校も”出る”というウワサがあるそうですが)、
この分校を過ぎたらへんで、彼女が、「今の見た?」といったそうです。
彼女も同僚も”見える”人です。
同僚が「何が?」というと、「そう・・・後で言うわ」と。
しばらく走って京都府側へ抜けたころ、彼女が言うには、
「さっき道の脇に女の人がしゃがんでてん」
「ほんま?それは見えんかった」
「見えてるかな、って思ってんけど。それで言うてん」
「それで・・・通り過ぎてから、うしろの座席の方からか細く
”タスケテ”って聞こえてん」
後ろは妹さんと友人です。そんなこと言ってません。
妹さん「うん、あっこな。さっきんとこ確かになんか気持ち悪かったわ」
・・・ということがあったそうです。
この”ベニカンの道”は、結構よく”出る”というウワサを聞きます。