投稿者:はなさん
これは私の中学生の時の友達の話である。
彼女は真面目な子で作り話で人を怖がらせるような子ではなかった。
授業中の教室の机と机の間を白い着物を着た女性が
すーっと歩いていくのを見た。
そしてすぐに見えなくなった。
彼女の自宅の自室の窓の外から黒い影のぞきこんでいて、
彼女が気づくとすぐに消えた。
彼女が小学生の頃、母親の実家に帰っていた時のこと。
彼女が夜の道を歩いていると男性が歩いてきた。
「あれ、そういえばあの人」と思った。
その人には影がなかった。
その夜は月が明るくて彼女の影は道路に映っていた。
しかしその人には影が全くなかった。
そのことを母親に話したが信じてもらえなかったそうだ。