投稿者:ひーすけさん
私の実家には、家族のほかにもう一人誰かが住みついています。
その日は部活動が夜遅く、床につくとすぐ睡魔に襲われました。
すると部屋の空気が変わり、金縛りのようになってしまいました。
人は、体が疲れているときには、
金縛りのような現象になると本で見ていたので、
さほど気にせず収まるのをまっていました。
・・・ところが、そこからさらに空気が重くなった気がしました。
「近くに誰かがいる」
そう思いました。
体が震え、目も開ける勇気もありません。
しかし明らかに頭上に何かがいるんです。
思いきって目をあけました。
私の頭上には淡い眼をした黒い影があり私を覗いていました。
そして一言「裏切り者」と言いました。
目を覚ますと朝になっていました。
昨夜の出来事を母に話しました。
すると意外な返事が返ってきました。
実は母もその影にうなされることがあると言うことなのです。
その影は玄関近くの柱にいつも立って母
のほうを見ているそうなのです。
そして父も昨夜夢の中でその黒い影を追いかけている
夢を見たそうなのです。
それは偶然なのでしょうか?
それに「裏切り者」の意味もいまだにわかりません。
私は現在実家を離れていますが、今尚その柱に頭を向けて寝ると、
その黒い影が現れると母は言っています。