投稿者:ねむねむさん
これは怖い、というよりもむしろ(私にとっては)不思議な話です。
私の通っていた中学校には大きな蜘蛛がいました。
(今もいると思いますけど)
どのくらい大きいかというと
両手をいっぱいに広げてたよりもまだ大きいです。
その蜘蛛は2匹いて、必ずどちらかが
靴箱の上の壁に張り付いているのです。
私は殆ど毎日彼らを見ていたのですが、
大学生になってそういえばこんな蜘蛛っているよね、と話したところ、
「そんな大きな蜘蛛、世界中探したっているわけ無いじゃん!」
と言われ、念のために同じ中学校に通っていた友達に聞いても、
「そんな大きな蜘蛛、見たこと無いって。」
といわれるばかりです。
よく考えてみるとそんな大きな蜘蛛がいたら、
先生方が駆除してますよね。
それにどの図鑑を見ても私が見た蜘蛛は載っていなかったし。
おばさんにもこの話をしたところ、おばさんが中学のときにも
この蜘蛛を見た、と言ってました。
蜘蛛の形も同じ。
体だけが異常に小さくて、足だけが長い蜘蛛だったのです。
私は裏が山なので、ひょっとしたら
あの山の主なのかもしれないと思いました。
卒業式の時には校舎の外側の壁に張り付いて、
まるで見送ってくれているようだったのを良く覚えてます。