大原トンネル

怖い話

大原トンネル

投稿者:んくさん

さて、ここはかつて投稿ビデオ番組
「あんたが主役」に出たことがあります。

10年くらい前でしょうか。

山田邦子と渡辺徹がやっていたものです。

このトンネルに探検を行った人がビデオを撮っていました。

それにはトンネル前で手招きをしている白いお婆さんの姿が映っていたのです。

子供心に驚いたのを覚えています。

ちょうど私もそれを見ていたのです。

私が見た中でも最もその姿がはっきり映っていたものでした。

そしてそれから数年後の夏。

私は友人と山口の田舎に帰った友達のところに遊びに行きました。

場所は山口県佐波郡徳地町。

周りには山と水の綺麗な小川しかない田舎でした。

そして夜酒を飲みながら何気に怪奇話をしていると、
友人が 「うちの近くにも出るって有名なトンネルあるよ。
地元の人は絶対夜通らない場所。」

と言いました。
酒が入っていたこともあり、よし行こうと
意気投合し私の車でみんなで出動しました。

おっと飲酒運転には目をつぶってくださいね(笑)

時間は確か夜の3時半くらいだったと思います。

彼の家から件の場所までは15分。
最近、新道にかわったらしく、友人も
「あれこんな道だっけ」と言っていました。
私も怖がりなので「そのトンネルの前に着いたら言えよ。
覚悟決めるから。」と言っていました。
しばらく進み、異様に明るい新しいトンネルを抜け、
橋の上を通過しました。

横は大原湖、橋の下には川が流れているようです。

そしてその橋を通るとき私は異様な寒気を感じました。
背中にゾクッとくるような、とてもじゃありませんが
ヤな感じを受けたのです。

霊感は無いにしろ、勘は鋭い方です。

これはヤバイ、と思いました。

しかし友人達の手前、帰るわけには行きません。

何も言わず、車を運転していました。

そしてカーブを曲がった瞬間、そのトンネルはいきなり姿を現しました。
それを見た瞬間、私の脳裏には
あの投稿ビデオの景色がフィードバックしたのです。

そうか・・・このトンネルがあのビデオの場所か・・・。

そしてそう思った瞬間、私は急ハンドルを切り反転し、来た道を引き返しました。

「マジでヤバイ」、そう思ったのです。

それが恐怖感から来るものなのか、はたまた虫のカンかはわかりません。

ただ少しの間でもそこにはいたくなかった。

通るなんてまっぴらごめん、と思ったのです。
私はルームミラーを上げ、サイドミラーを閉じ、
まったく後ろが見えないようにして帰りました。

もしミラーで後ろを見たらなにかが見えてしまうかもしれない。

そんな感じがしたのです。

友人の家に帰ると、友人の父親が起きていました。
彼の父親は私達を見るなり、
「まさかあそこに行ったんじゃないだろうな?」と私達に聞きました。

行った事を伝えると、

「トンネルの前まで行ったのか。あそこは何ヶ所か出るって言われるところがある。

途中で橋の上を通っただろ?あそこの上でもでるんだよ。

もしかしたら橋を通るときに見れたかもしれないぞ。」
と言われたのです。 正直驚きました。

だって私の寒気は橋の上から始まっていたのですから。

偶然にしては符合しすぎます。

私はそんなこと知らなかったのです。

そしてまだまだ恐怖は続きます。
次の日の昼、再度行こうとみんなで言い、
乗り気ではなかったのですが多数決です。
行くことになり、みんなで乗り込もうとしたときに、
一人があるものを発見したのです。

それは、リアのスペアタイアのカバーについている手形。

私の車はパジェロでした。知っての通り、リアにはスペアタイアがついているのです。

そして洗車をしていない為、カバーにはホコリが積もってました。

そこにくっきり手形が残っているのです。

まるで掴んでいるように。
誰かの悪戯か、とも思いましたが、
周辺には友人の家以外に民家はあまりありません。

真実は闇の中です。

しかしみんな、驚いていました。結局、再度行ってみました。

なんと寒気を感じた橋の下には手彫りのトンネルが2つあったのです。

昔は旧道として使われていたようです。

そして、大原トンネル。

ここも手彫りでひっそりとしたたたずまいでした。

横の大原湖はダムとしての機能もあるようです。
通過していると、変なことに気がつきます。
湖の中から木が生えているのです。
それはすなわち村を潰したことを示します。
ダムの中には村があった。
よく聞く話ですが、ここもそのようです。
湖の中にお墓があってもおかしくない。

それが霊を呼び寄せているんでしょうかね。

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