投稿者:くっきーさん
去年の夏休みに田舎の祖母の家に行きました。
飼っている愛犬のクッキー(ゴールデンのオス)も連れてきました。
祖母の家に着くと私はクッキーをつれて散歩に行きました。
途中踏み切りの前を通りかかった時、
丁度カンカン鳴り始めました。
そのとき、私はいきなり金縛りにあい、
踏み切りに向かって足が勝手に、
というか線路の向こう側に引っ張られるように
歩き出してしまったんです。
そのとき、いきなりクッキーが向かいの道路に向かって
激しくほえかかったんです。
すると、急にふっと足が楽になり、
私はぎりぎりのところで助かりました。
そのあと、すぐに祖母の所に逃げ帰り、
祖母にすべて話しました。
すると祖母はこんなことを教えてくれました。
7年前、この踏切で私のように犬を連れた女の子が、犬に引っ張られ、
誤って犬と一緒に下り電車に轢かれてなくなったそうです。
そのときの少女が私を呼んでいたのでしょう。
もしあのときクッキーがほえてくれなかったら。
そう考えるとゾッとします。
祖母は「動物は人間に見えないものも、本能で見えるんだよ」と
いっていました。
それならば、きっとあの時クッキーには見えていたのでしょう。
踏み切りの向こう側で、おいでおいでをしている少女と犬の姿が…。