投稿者:宝塚過激団さん
ちょっと古臭い話です。
母親から聞いた母親の田舎、宮崎・日南でのはなし。
かなりむかしですね。
日南はH倉山瀬のひと、だったと思います。
その人が、山菜取りだったか、薪取りだったかで、
すぐ近くのK松山の山深く入ったそうです。
かなり山奥の、誰もいるはずのないようなところで、
女の人に遭いました。
山の中なのに、なぜか昔の十二単みたいな着物を着ていて、
すっごくきれいな人だったと。
そのひとはびっくりしてじっと見たら、その女性が気づいて
その人にむかって”にこっ”と微笑みかけました。
とたん、恐ろしくなってその人は後ろもみずに山を下り、家に帰りました。
家に帰ったとたんその人は寝込んでしまい、2日後亡くなったそうです。
山の神だった、という話です。
じいちゃんも、このK松山の奥で、山の神さん?らしきものを見たそうです。
夏なのに真っ白いウサギがいたと。
怖くて見たことを誰にも話しませんでしたが、
じいちゃんが大阪に来たときに私の母親に語ったそうです。
大阪なら遠いから大丈夫だろうと。
余談:この話って、奄美大島の昔話、
”アモレ(アモレウナグ)”の話にそっくりですよね?