首切地蔵尊
住宅街の一角にありました。
周辺住民の憩いの場でもあるようですね。
東浄八幡首切地蔵尊について
ここのお地蔵さんは特に首から上の病気祈願をして
ご利益を戴いたので首切り地蔵さんと言い伝えたといいます。
地蔵さんは菩薩で、(地蔵十三王経)に「毎日菩薩の御名を
百遍唱うれば諸々の悪事、病気、災難を免がれしめん」とあるように、
首から上の病気祈願の意味だけではありません。
地蔵菩薩はそのご誓願のために、十界四衆をあまねく馳せ巡り、
機に変じて、諸々のお姿に変わられる、すなわち「四十六化身」で
あります。そこで、お地蔵さんの名前も、お利益をあらわしたものや、
親愛感を表示したもの、立ててある場所、形を表わしたものなどあって
庶民の信仰度の深さもうかがわれます。
さて、ここの首切地蔵さんは「悲願金剛」といい、お釈迦様が最も
信頼されている仏様であります。
お地蔵さんは、「衆病悉除」「寿命長延」などのご利益の外に
「聡明智恵」と言って、何事によらず、智恵才覚を授けて下さいます。
この首切り地蔵尊は、100年前まで隣の小学校の一隅にお祭りして
ありましたが学校拡張で、ここにお移ししたのです。
首から上の病いを治し智恵才覚を授けて下さるお地蔵さんとして
信仰されています。
私達の大宇宙に「ラジオやテレビの電波」が充満しているように、
お地蔵さんのお手がこんなに身近かに差しのべられているのですから、
皆さん、お詣りして幸福を戴きましょう。
内部は新旧の地蔵様が並んでいます。
地蔵尊は五体ですね。
付近の代官所の跡があるので、処刑場としても
考えられますが…。