投稿者:コツコツさん
私は、宮崎県のものですが、
椎葉村の話なら聞いた事があります。
たしかに、落人伝説も有名ですが椎葉村には
椎葉ダムと言うダムがあり、
そのダムは日本で初めてのアーチ式ダムと言うことで
全国から技術者や囚人などが集まりました。
そして、ダムの建設中に不幸にもコンクリートの中、
すなわちダムの中に約100人ほど落ちて亡くなっているのだそうです。
その後、今でもそのとき亡くなった人達の霊が出るのだそうです。
またこういう話もあります。
椎葉村には、山に天狗と呼ばれるものがおり、
冬に行われる夜神楽の時期になると天狗が
山奥から下ってきて、子供をさらうのだそうです。
これは実際にあった話で、今でもこの話は受け継がれています。
さらに、不土野という地区であった話です。
ある夏の日、子供会で肝試しをしていた時の事だそうです。
もちろん肝試しをするのは子供、しかけるのは大人だったそうです。
子供達といっても小学生だったそうです。
そしてその子供達が墓場を歩いていると
少し離れた墓場に人が立っていたそうです。
子供達は、不思議に思いました。
もし驚かすのならふつうちかくに出てきて驚かすのに
その子供達が見た時はまだ、
20ないし30メートルはあったそうです。
子供達はどうせ大人だと思い近づいていきました。
そうするとそれは、昔のぼろぼろの軍服を着た
兵士が立っていたのだそうです、
そしてその兵士は子供達に向かって手招きをしていたのだそうです。
子供達は、その兵士がだれの親で無いのに気づき、
全員走って逃げたそうです。
子供達が親に聞くと「墓場には誰もいないはずよ」と言ったそうです。
そのとき大人達は、墓場で騒いだりするのは、
先祖様の撥が当たると言い墓場の終わった
山道に待機していたのだそうです。
子供たちはそれから墓場には近づかなくなったそうです。
九州の秘境椎葉村にはまだまだ多くの怖い話や
伝説があると聞きます。