投稿者:ひろくん@熊本さん
非常に狭い、車一台分がギリギリ通る踏切があります。
ここは飛び込み事故(自殺?)が非常に多い場所なんです。
稲川淳二の話(CD:「怖いから聞かないで」)にも出てきます。
あまりに自殺が多いので幽霊の仕業だろうって噂が立って、
そこで取材をしようとテレビ局の人間がカメラ構えて、
一人を踏切のそばに立たせていたってことがありました。 始発列車で飛び込み事故が多いっていうので、
わざわざその時間に合わせていたんです。
それで、 時間になって上り線で始発電車が走ってくる。
かなり近くまで来たとき、踏切のそばにたたせていた男の体がビクンと揺れると、
そのまま線路へ行こうとする。 後ろに待機していたディレクターが引き戻そうとするが、
すごい力で線路に進もうとする。
なんとか引き止めることができたのだが、
踏切のそばにたたせた男はその間の記憶が全くない。
翌日、カメラの写真を現像してみて驚いた、というんです。
どんな写真が写っていたのかというと、連続写真で数枚撮られてました。
踏切に立っている男の背中を無数の手が押している写真。
そして、その男の足下に、小学生ぐらいの女の子がうずくまっている。
背中を押している無数の手よりも、
その小学生ぐらいの女の子の霊のほうがよっぽど怖かったといいます。
寂しかったんでしょうね、こうしてまたひとり道連れにするんです。
道連れにされたひとは、次のひとを引き込もうと背中を押す。
という話でした。 この話を聞く1ヶ月前(今から9年ぐらい前)、
スクーターで道に迷ってこの踏切を通ったんです。
見通しもいいし天気もいい、周りには団地の人間がたくさんいる、
でもとっても気味悪いんです。
吐き気がするんです。
踏切を渡るとき、耳元で変な声がするんです。
大勢のひとがざわざわする感覚がするんです。
すごく怖いとこだなって思っていたんですけど、あとで上(↑)の話を聞いて、
「あ あ、あの場所だな。」って思いました。
たぶん今でもあると思います。