佐久間ダム後日談

佐久間ダム後日談 怖い話
佐久間ダム後日談

夢

投稿者:搏撃の形さん

佐久間ダム」の後日談です。

トンネル中のノックやトンネルを出た時、
後ろからおおいかぶさってくる気配に驚いた私達4人は
直ぐに浜松に引き返しました。

私の家に着いたのが午前7時過ぎだと思います。

日曜だったので私の親父が家にいました。

親父に体験談を話したら、親父は結構心霊系が好きで

自分も幽霊を見たとか人魂を見たとか言ってる人間なので楽しんで聞いていました。
親父には佐久間町在住の知人がいるようで後日、
この件をその友人に話しましたら、

佐久間町ではトンネル内での怪異はよく話題にでるようです。

その年の夏休み、姉の婚約者が東京から浜松に遊びに来て
私の家に泊まったおり、トンネルの話をしましたところ、
行ってみたい、というので日曜日、家族四人と婚約者、

総勢5人で佐久間ダムまでドライブすることになりました。

又長くなりますので、その時の話だけ書きます。

3本あるトンネル中、「ノックの音」がしたのは、まん中のトンネルです。
浜松から数えて1本目のトンネルに入る前に
「いよいよだね。」と言ってこわごわトンネル内に車を進めました。

1本目のトンネルを抜け、ノックされた2本目のトンネルに入り
私が「ここら辺だよ。」と言った途端、車のエンジンが
プスンプスンといって止ってしまいました。

午後3時頃でしたのでドライブする車も多く、
私達の車の後にも車がついていましたので、

止ってしまった車を降り、後ろの車に先に行ってくれるように頼みました。

見てみると車のエンジンキーがONからOFFになっていました。

私も婚約者も自動車は好きな方なので、この様な事は信じられません。

運転する親父のイタズラだと思いましたが、私が助手席にいましたし、
トンネル内で、しかも走行中の車のエンジンキーを捻って
エンジンを停止するなどは危険極まりない行為です。
親父も考え込んでしまいましたが、キーを捻ると
エンジンは直ぐにかかりトンネルを出ました。

車内は当然言葉数が少なく、何かあまりよい感じではないので
早く浜松に戻って食事でもしよう、という話になり
佐久間ダムでUターンしました。

「何だろう?何だろう?」と話しつつ、佐久間ダムから1本目のトンネルを出て、
次に例のトンネルに入って真中あたりまで来るとまた、
プスンプスンといってエンジンが停止してのです。

キーはONからOFFになっていました。
次の日、ディーラーから整備士が家に来て
車の点検をしてくれたのですが異常はなく
整備士も原因はわからないし、キーがONからOFFに切り替わる事は
絶対にありえないと言っていました。


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