田尻十五人墓の看板。
小さな山道を進むと祠がありました。
写真右側が「十五人墓」です。
看板より
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町指定 有形民俗文化財
田尻十五人墓
平成12年7月28日指定
三池郡高田町大字田尻字山本1298
田尻山本にあり、灰白色珪質礫岩(かいはくしょくけいしつれきがん)の自然石に
南無阿弥陀仏の名号と、元禄3年(1690)
12月6日の記銘及び交名は現在では判読困難であるが、
明治20年(1887)に建てられた隣接の顕彰碑(けんしょうひ)に
より名前を判断することができる。
恐らく、阿弥陀如来信仰に結衆した人たちが、
共同で建立した信仰の記念碑であろうと推察される。
これは民俗資料的に貴重なものである。
地元では昔から「十五人墓」と称し、村吏(そんり)某の
貪虐(たんぎゃく)を藩庁に訴えようとした
田尻の農民達が、村吏の陰謀により処刑された墓であると伝えられている。
平成12年
高田町教育委員会
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隣接する顕彰碑。
情報元のあひるさんのお話:
地元では何年か前までは近づくと祟りがあると言われていましたが、
今では、地元のために犠牲になった人たちのお墓なのだから大事に守るべきということで、
きれいに整備されています。
との事でした。
今回の拝観の際にも地元の方がお参りにいらっしゃっていました。