投稿者:カヅヒコさん
この話は高校時代の友達のNの体験した話です。
ある日曜日の昼間、Nは1人で家にいたそうです。
当時、Nの家で小鳥をたくさん飼っていたそうでして、
家族の誰かが何時間かおきに必ず小鳥の様子を見に行っていたそうです。
野良猫が襲ってないかを見る為です。
で、居間にある勝手口からNは小鳥の様子を見に庭へと出ました。
小鳥達は何の変わりもなく、近くに野良猫が来ている感じもなかったそうです。
Nの家の周りは150cmくらいの垣根に囲まれてて
同じように2mくらいの竹が生えてたそうです。
なんとなくNはその竹のほうに目をやったそうです。
・・・・・・なんとそこには髪の長い女の人が
Nをジッと見つめていたそうです。
その女の人がいるのは竹の1番上の所・・2mもの高さの所です。
しかも左半分だけ顔をだしてNを恨めしそうな目で見ていたそうです。
Nは怖くなって急いで居間に戻りました。
霊に「僕は貴方の姿は見えてません」 と思わせる為に
Nは何ごともなかったようにまたTVを見ていたそうです。
しかしNの気持ちとはうらはらに、勝手口のほうから
また見られている感じがしたそうです。
Nは勝手口を閉め忘れていた事に気付きました。
恐る恐るNは勝手口のほうに顔を向けました。
すると先ほどの女の人が、開いている勝手口の左側で
また左半分だけ顔をだしてNを見ていたそうです。
その瞬間Nは金縛りになってしまったそうです。
視線をそらしたくても体が動きません。
そしてその女の人は手を開いている勝手口にかけたそうです。
Nは「うわ~、出てくる!」と思ったそうです。
女の人はNの予想どおりに、隠れていた右半分の顔もだしたそうです。
そしてNは気絶してしまいました。
・・・・・なんとその女の人は右半身が黒焦げになってたそうです。
数日後、Nは一緒に住んでいた祖母にその話をしたそうです。
(Nの家族は皆、霊感があるそうです)
すると祖母はこんな話をしてくれたそうです。
戦後間も無い頃、Nが住んでいた周辺で炭坑を掘っていたそうです。
そこで朝鮮の方々がたくさん働いていたそうで、
何度か事故が起こってたくさんの人が亡くなったそうです。
祖母はきっとその亡くなった方が出てきたんだろうと言ってたそうです。